ヒョウモントカゲモドキとは

ヒョウモントカゲモドキってどんな生き物?

ヒョウモントカゲモドキ

アフガニスタン、イラン、インド北西部、パキスタン等 に生息しているいわゆる『ヤモリ』です。 一般的なヤモリと異なり壁を登る事が出来ません。 ヤモリの中で唯一可動する瞼を持つ為、 表情が多彩でペット爬虫類として非常に人気です。 世界中にヒョウモントカゲモドキのブリーダーがおり、 次々に新しいモルフ(種類)が誕生しています。 ※モルフ(morph)について詳しくはこちらへ

モルフ次第では非常に安価であり、最大25cm程度と小型、 鳴かない、飼育が容易、比較的丈夫、そしてモルフ数が多い事 から爬虫類飼育入門種としても非常に有名です。 和名でヒョウモントカゲモドキ、英名でレオパードゲッコーと呼ばれており、一般的にはレオパの愛称で通っています。 ※ヒョウモンと呼ぶとヒョウモンリクガメと混同する可能性がある為、呼び方はレオパを推奨します。

女優の新垣結衣さんが飼われている事や、2013年~2014年頃に放映されていたアウディのCMに出演していた事などは
レオパ飼育者の中では有名です。(たぶん)

よく『トカゲモドキだからトカゲでは無い』というのを耳にしますが、広く取れば正解で狭く取れば不正解です。
トカゲモドキは『爬虫類綱→有鱗目→トカゲ亜目→ヤモリ下目→トカゲモドキ科』です。
つまり、ヤモリ自体がトカゲという大枠の中に、ドカゲモドキがヤモリという大枠の中に存在しているという事です。
カマキリモドキを例に取って説明すると、『カマキリモドキはカマキリじゃ無いけど、トカゲモドキはトカゲ』という事です。

ちなみに、カマキリモドキは『昆虫綱→アミメカゲロウ目→カマキリモドキ上科→カマキリモドキ科』なので、
広く取ればトカゲでも、ヤモリでも、カマキリでもなくアミメカゲロウです。
以上、カマキリモドキのお話でした。


お迎え方法(ショップ&イベント)

どうやって購入したら良いの?

2012年東レプ会場

ヒョウモントカゲモドキを購入する場合は、爬虫類ショップか即売イベントがほとんどだと思います。 ここでは爬虫類購入時の注意点なんかを掲載してあります。

爬虫類が好きな方は1度は聞いた事のある
『気付いたら増えてた』
というフレーズをご存知ですか?

これはたまたま飼育していたFH個体(持ち腹個体)がベビーを生んだ訳でも、コモドオオトカゲの様に単為生殖をする訳でも無く、
『ちゃんと自分でショップや爬虫類イベントに出向き、しっかり代金を支払って飼育を開始したにも関わらず、 購入時には興奮して正常な判断が出来なくなっており、家に帰って落ち着いた時に思う事』それが『気付いたら増えてた』です。

軽い気持ちで爬虫類ショップや爬虫類イベントに出向いた時に爬虫類購入衝動は突然やってきます。 そうなってしまった時に自分を見失わない為に、『爬虫類ショップ購入』と『爬虫類イベント購入』に関して、 それぞれメリットとデメリットを掲載しました。これで次回のジャパンレプタイルズショーも安心ですね。

爬虫類ショップのメリット・デメリット

メリット1:相談出来る

ショップであれば飼育方法や飼育用具等も全て店員の説明を受けながらその場で購入出来る為、初心者の方でも安心です。
爬虫類は種類によって飼育環境や餌が異なるので、色々と相談しながら購入出来るのが魅力です。

メリット2:病気やニセモノの回避

ちゃんとしたショップであれば病気やニセモノを回避する事も出来ます。
特にヒョウモントカゲモドキやボールパイソンの様なモルフ数が多い種類は『これホントにOO!?』という事はたまにあります。

表現に出ていない遺伝(劣性遺伝)や、遺伝のラインなどは見た目ではわからない事が多い為、
信頼出来るショップから購入する事で回避しましょう。

デメリット:選択肢の少なさ

即売イベントに比べて見れる数が非常に少ないです。
小さなショップも多いのでなかなか目当ての個体を探せない可能性があります。

イベントのメリット・デメリット

メリット:選択肢が多く、多少価格が安い

『対面販売の義務化』が施行された為、2013年頃から即売イベントが盛んになっています。
イベント終盤になると値切りに応じてくれるショップもあるのでお得です。

デメリット1:弱っている個体がいる

イベント会場を見回っていると明らかに健康状態が悪い個体を見かける事があります。
遠方からの出展の場合、会場までの輸送が爬虫類にはストレスであり、
イベント開催中はプリンカップなどにずっと入れられているので、弱ってしまう個体もいます。

デメリット2:寄生虫や病気のリスク

大きなイベント前にはショップによっては多数の入荷を行います。
その際に寄生虫保持個体や病気個体のチェックは出来ていない事が多いです。
購入しても数ヶ月で死んでしまうケースもあります。

デメリット3:購入時の説明不足

即売イベントなので1から10まで説明してもらえない可能性が非常に高いです。
※ヒョウモントカゲモドキだけを購入するのであればほとんど問題無いかと思いますが

例えば、人気の高いフトアゴヒゲトカゲのベビーなどが欲しくなってしまった場合、
『丈夫だし、飼育も簡単ですよ』と言って販売するショップもあります。
アダルトになれば20~30cm程度まで成長する為、
60cm~90cm程度の飼育ケージが必要になる上、バスキングライトや紫外線ライトも必要となります。

爬虫類飼育者であれば簡単かもしれませんが、初心者からすると結構大変な作業です。
なので、爬虫類飼育初心者の方はショップでの購入をお勧めします。


飼育環境作りのアレコレ

ヒョウモントカゲモドキ飼育の環境作りって難しいの?

ヒョウモントカゲモドキのケージ

ヒョウモントカゲモドキを飼育する為に必要な環境作りetcです。
ヒョウモントカゲモドキはペットとして飼育されている爬虫類の中で、比較的飼育が楽な種類です。
昼行性トカゲと違ってバスキングライトも紫外線ライトも必要ありません。
健康状態は尾や前脚付け根にある窪み(通称:ワキプニ)で確認する事が出来ますし、
糞をする場所は一度決めてしまえばずっと同じ場所にしてくれるので面倒な糞の手入れも楽です。
生命力も高く温度・湿度共にある程度の幅であれば生存可能ですし、断食にも強いです。
※我が家のレオパは脱走して発見するまで約2週間餌を与えられませんでしたが、発見時は尻尾プリプリでした

という油断が生体の寿命を短くしたり、死なせてしまったりする原因となってたりもします。 いくら丈夫であろうと最低限の飼育環境を整えましょう。 窓辺にケージを設置してオーバーヒートでケージ内温度40度にしてしまったり、 エアコンも付いていない部屋でパネルヒーターだけで冬を越したりと、無茶な飼育をしない様にしたいですね。

一般的なヒョウモントカゲモドキ飼育に必要な物リスト

飼育ケージ

ヒョウモントカゲモドキのケージ種類はガラス、アクリル、プラスチックが主流です。

ガラスの場合は見た目が良いですが、高価で重く、割れるリスクもあります。
プラスチックの場合は見た目が良くない事が多いですが、安価で軽く、割れる心配もほぼありません。
アクリルの場合は全てガラスとプラスチックの中間です。
アクリルの場合は自作されている方が結構いたするので、自分好みのケージを作ってみるのも面白そうです。
我が家ではヒョウモントカゲモドキ(とニシアフリカトカゲモドキ)のケージには画像のアクリルケージを使用しています。 重ねられる上に見た目も良いので気に入っています。通販で4,000円前後で購入出来ます。

シェルター

ヒョウモントカゲモドキのシェルター ドライシェルターとウェットシェルターがあり、 大きさ、形、重さ、価格、材質など様々な製品が販売されています。

ドライシェルターはその名の通り乾いたシェルターです。
日中、ヒョウモントカゲモドキは狭くて暗い所を好むので設置してあげると喜びます。
お迎え当初の個体や神経質な個体は特に必要です。

ウェットシェルターはその名の通り濡れたシェルターです。
ケージ内が乾燥している場合、脱皮時に脱皮不全を起し易くなります。 ウェットシェルターを設置してあげれば高い湿度が必要な時には、 ヒョウモントカゲモドキ自身が勝手に入ってくれます。
注意点としては、 ウェットシェルターの場合はカビやヌメりなどが発生するので、 定期的にメンテナンスしてあげないと不衛生になる点です。 最終的には好みになるので、気に入ったシェルターを選ぶと良いと思います。

水容れ

ヒョウモントカゲモドキの水容れ 飲み水用の水容れです。水容れを設置しない方もいますが、 その場合は霧吹きで壁面に噴霧しれば滴を舐めて飲んでくれます。
水容れを設置したにも関わらず毎回その中に糞をしてしまう事がありますが、 その場合は水容れを綺麗に洗い、糞をして欲しい場所にヒョウモントカゲモドキの糞を置いてください。
※糞の臭いが付いている場所に毎回糞をする習性がある為です。








暖房器具(フィルムヒーターや保温ライト)

ヒョウモントカゲモドキの暖房器具 ケージ内温度を保つ為の器具です。
(ヒョウモントカゲモドキの場合なら27~30度程度に)
爬虫類は変温動物の為、低温が続いた場合は消化不良を起して、最悪死にます。 特に冬に雪が降る地域では、エアコン+フィルムヒーターや、遠赤外線ヒーター+フィルムなど、 ケージ内温度を27~30度程度に保てる様に工夫が必要な場合もあります。

ちなみに我が家では24時間エアコンフル稼働で賄っています。
しかし、真冬になると室温が27度でも窓際は22度など、 ケージの設置場所によってかなりの温度差があるので注意したいですね。 保温器具の種類は、フィルムヒーター、保温球ライト、遠赤外線ヒーターなど色々あります。


■フィルムヒーター
人口フード

フィルムヒーターはその名の通り、フィルム上の保温器具です。ケージの底面に設置して床面から暖めます。
爬虫類全般に使用出来るが、使用する際にケージ底面の全てにフィルムヒーターを敷いてしまうと、 生体が暑い時に逃げれないので最低でもフィルムはケージ底面の3分の2までにしましょう。 また、逃げれなくなった結果として手足が低温ヤケドする恐れがあります。


■遠赤外線ヒーター
人口フード

遠赤外線ヒーターは発光せずに熱のみを発する保温器具です。 ケージの上部に取り付けて上から暖めます。 注意点は故障や電源切れに気付かない事です。
(見た目では作動しているかどうかわからない為)
よく出回っている製品だとみどり商会が出している『暖突』という製品があります。
大抵の爬虫類ショップやイベント通販と、どこでも買えます。 フィルムヒーターと違い空気を暖めるので暖房効果は高いです。


■保温球ライト
人口フード

保温球ライトは熱と光を発するランプ型保温器具です。
ソケットは別途購入で、口金寸法はE26である事が非常に多いです。 購入したソケットにランプを装着・使用しますが、 オーバーヒート(過熱)を避ける為に通常はサーモスタッドとセットで使用します。
注意点としては、ランプはかなりの高温になる為、 霧吹きなどの水がかかる熱膨張と急冷収縮の関係でぱっりーんと割れます。


■バスキングライト
人口フード

保温球ライトに似た製品でバスキングライトが保温球ライトとは別物です。 バスキングライトは照射角度が狭く、一部分を高温にする器具です。 高温を好むトカゲ(フトアゴヒゲトカゲやサバンナモニターなど)に使用する事が多く、爬虫類の体温を上昇させる保温器具です。 自然下では太陽光を浴びる事で体温を上昇させつつ紫外線を取り入れてカルシウム生成を行います。 変温動物である彼らにとって熱源である太陽は非常に重要で、 バスキングライトは太陽の2つある役割の内の1つである『加温』を担当しています。 ※ヒョウモントカゲモドキには必要無いです


■紫外線灯(保温器具では無いですが一応)
人口フード

紫外線灯は紫外線を照射出来る器具です。 紫外線が必要な種(昼行性のトカゲなど)に使用します。 爬虫類はカルシウムを十分に吸収する為にビタミンD3を必要とします。 紫外線を受ける事によって、ビタミンD3を体内で生成する為ので紫外線は必須です。 紫外線灯は太陽の2つある役割の内の1つである『紫外線』を担当しています。
※ヒョウモントカゲモドキや蛇の様にほとんど~まったく紫外線を必要としない種もいます。


サーモスタット

サーモスタッド 温度管理やライト照射時間を設定出来る器具です。

個人的には爬虫類飼育にサーモは必須だと思ってます。
特に温め過ぎを防ぐ事は非常に大事です。
寒くて死ぬ事よりも、温めすぎて(オーバーヒート)で死ぬケースの方が多い様です。

オススメなのは、GEX社から販売されている爬虫類用デジタル表示電子サーモスタットです。
我が家でも同製品を使用していますが、今となってはコレ無しで飼育するのが怖いです。

この製品なら以下の機能が付いています。

  • 毎日ケージ内温度を自動調整可能 ※設定温度を下回れば自動で電源ON、上回れば電源OFFになります。
  • 毎日定時に電源のON/OFFの設定可能
    ※主に照明や紫外線灯に使用します。
  • デジタル表示なので一目でケージ内の温度確認が可能
  • 水色と黒の2色が選べる
  • 異常温度上昇、異常温度降下、センサーショート時の警報機能付き

餌(活餌、冷凍、人口フードなど)

サプリメント(カルシウム剤など)

サーモスタッド サプリメントはカルシウム剤(ビタミンD3配合、無配合)や整腸剤(レプラーゼ)などが色々あります。
頻繁に使用するのはダスティング用(サプリメントを直接振りかけた餌虫を爬虫類に与える事でサプリメントを摂取させる方法) のカルシウム剤で、各社から販売されています。
大きく二つに分けられており、『ビタミンD3配合製品』と『ビタミンD3未配合製品』があります。 他にも桑の葉が配合されていたり、カボチャ粉末が配合されていたりほんと色々あります。
ヒョウモントカゲモドキは夜行性なのでD3をサプリメントで与える必要は無いと言われますが、実際何がベストなのかは不明です。

個人的にはD3未配合のカルシウム剤で数年飼育しているので、D3未配合で良いかな~と思ってます。

給餌用品(餌箱とピンセット)

サーモスタッド 餌箱は活餌を取り分けたり、ダスティングする場合必要です。
無くても給餌は出来ますが、無いと結構困ります。我が家では適当な高さがあるプラケースを100均で買って使っています。

ピンセットは主に餌虫を生体に与える際に使用します。
金属製と木製があり、どちらを使用しても良いと思いますが、金属を選ぶ場合は先端が丸い物を選んだ方が好ましいです。

尖っているピンセットを使用した場合、誤って生体に刺さると怪我をする恐れがあります。
我が家では安全の為に金属製では無く木製のピンセットを使用しています。
いわゆる竹ピンですね。

床材(アスペン、ヤシガラ、砂、キッチンペーパーなど)

サーモスタッド 床面が滑らない様に、また、清掃し易くする為にケージの底に敷く物です。
ヒョウモントカゲモドキの場合はアスペン、ヤシガラ、砂、キッチンペーパー、新聞紙など なんでも良いと思いますが、砂を使用する場合は給餌時の誤飲リスクがあるので注意が必要です。

個人的にはキッチンペーパーかアスペンがオススメです。 キッチンペーパーの場合は、低コストで手入れも簡単な上に、厚みが少ない為パネルヒーターでしっかり加温も出来ます。

アスペンの場合は、糞をしてもその部分だけ取り除けば良い為、大掛かりな手入れが不要で楽です。 ですが、水分が下層に溜まったりすると腐るので注意が必要です。


3つのプリティポイント

ヒョウモントカゲモドキの魅力って?

レオパ

ヒョウモントカゲモドキの魅力を語る際に外せない3つのポイントです。 友人や知人、会社の同僚、親、親戚、取引先や上司などに『爬虫類を飼っている』と伝えた事がありますか? 大抵は『爬虫類ですか、なるほど、マニアですね』とネガティブな反応をされちゃいますよね。 『可愛いですよ』と言っても『いったいどこが・・?』となるので、しっかり推せるポイントを把握しておきましょう。 ヒョウモントカゲモドキの存在を知らない方には
『新垣結衣も飼ってる事で有名』
『アウディのCMに起用された』
『故仙石先生がヒョウモントカゲモドキはペット爬虫類として最も適していると言っていた』
の3点を伝えた上で以下のプリティポイントでとどめを刺しましょう。


プリティポイントその1『手』

ヒョウモントカゲモドキの手 ひとつ目は『手』です。
ヒョウモントカゲモドキの『手』をじっくり見た事ありますか? すごく小さいですが、ちゃんと5本の指があり、 いわゆる壁チョロ系のヤモリと違い吸盤が無く変わりに物凄く小さな爪が生えています。 指先が細い為、人の赤ちゃんを思わせる形で可愛いです。
非常に小さく細い指の為、指飛び(指が取れちゃう)を起こす事があります。 原因は脱皮不全で指が鬱血して取れてしまうパターンや、 ヒョウモントカゲモドキ自身が脱皮時に誤って噛み千切ってしまうパターンなどがあります。
ヒョウモントカゲモドキは脱皮時に自分の皮を噛んで、 引っ張って剥が脱皮方法を取ります。
※ちなみに脱いだ脱皮殻は自分で食べてしまうので脱皮殻は残りません。

プリティポイントその2『眼』『瞳』

ヒョウモントカゲモドキの眼、瞳 ふたつ目は『眼』と『瞳』です。
ヒョウモントカゲモドキには他のヤモリ類と違い瞼がある為、瞬きをします。眠い時は瞼が落ちてきて可愛いです。
それ以上に魅力的なのが、様々な瞳孔や虹彩になる『瞳のモルフ』です。 真っ黒でつぶらな瞳の『エクリプスアイ』や
虹彩が複雑に入り組んだ幾何学模様の様な『マーブルアイ』など
瞳のモルフは多くの種類があります。
更に面白い事に『体色のモルフ』と『瞳のモルフ』には関連性があり、例えば体色モルフの『スーパーマックスノー』は100% 『エクリプスアイ』が発現しますが エクリプスアイ同士を交配させてもその子供には発現しなかったりと、 瞳のモルフも複雑な遺伝アレコレがある様です。 ちなみに掲載している画像は虹彩に血管が走ってる『アルビノアイ』です。

プリティポイントその3『尾』

レオパ みっつ目は『尾』です。
ヒョウモントカゲモドキは栄養を尾に貯め込むので、健康な個体の尾は太くプリプリです。
人間で言う所のぷにぷにが行き過ぎればただのデブとなるが如く、太ければ健康と言う訳ではありません。
肥満は死亡原因となるので餌の与えすぎには注意しましょう。 話を尾に戻します。 この尾っぽは触るとフワフワプニプニでとても触り心地が良いです。 ですがヒョウモントカゲモドキはことわざにある『蜥蜴の尻尾切り』を体現しているトカゲなので 触り過ぎたり、驚かせたりすると自切(自ら尻尾を切り離す)してしまうので、注意が必要です。 ちなみに、尾切れしてしまったヒョウモントカゲモドキの尾は当初とは異なった形と色で再生します。
この尾を『再生尾』と呼びます。


ヒョウモントカゲモドキの餌

ヒョウモントカゲモドキは何を食べるの?

ヒョウモントカゲモドキの餌

ヒョウモントカゲモドキは基本的に昆虫食の爬虫類です。 人口フードやマウスなど色々と選択肢がありますが、基本的には昆虫です。

ヨーロッパイエコオロギ(イエコ)やアルゼンチンフォレストローチ(デュビア)などの餌虫が苦手という方は、 飼育を諦めるか、最低限冷凍や乾燥の昆虫餌を扱える様にならないと飼育後に生体を死なせてしまう恐れがあります。

ちなみにヒョウモントカゲモドキのブリーダーで有名なロン・トレンパー氏は ミルワームにガットローディングとダスティングを施してヒョウモントカゲモドキに与えています。 (ミルワームの餌はヒヨコの餌を使ってるらしい)
日本では主にヨーロッパイエコオロギ(イエコ)とフタホシコオロギ(フタホシ)を使用している飼育者が多い様な印象です。
どちらもコオロギなので鳴くし、共食いするし、割と臭いです。ですが、冷凍・乾燥・活餌とすぐに通販で手に入りますし、 大抵、爬虫類ショップでも販売しています。 我が家でも以前はヨーロッパイエコオロギ(イエコ)をメインで使用していましたが、とにかくうるさい。。 最初は風流だなーと思った事もありましたが、やはりうるさいです。 現在はアルゼンチンフォレストローチ(デュビア)というゴキブリを使用しています。 飛ばないし、壁も上れないし、とっても静かで、しかも繁殖力が強いので非常に楽です。 アルゼンチンフォレストローチ(デュビア)の餌には月夜野ファームさんのコオロギ用フードを使用しています。

餌にはどんな種類がいるの?

餌の種類

ヨーロッパイエコオロギ(イエコ)
ヨーロッパイエコオロギ(イエコ)

日本ではヒョウモントカゲモドキの飼育に最も使われている餌虫です。 通販、爬虫類ショップ、爬虫類イベントとどこでも売っています。 素早くジャンプ力もありうるさいく多湿に弱く頻繁ではありませんが共食いもしますが、 ガットローディングもダスティングも行い易く、 脚と頭部以外は柔らかく消化しやすいので、良い餌虫だと思います。 脚にはトゲトゲがあるので、ヒョウモントカゲモドキのベビーに与える時は取り除いてから給餌する事もあります。 (私はしてました)


フタホシコオロギ(フタホシ)
フタホシコオロギ(フタホシ)

ヨーロッパイエコオロギ(イエコ)に次いで使用されていると思われる餌虫です。
イエコと同じ様に通販、ショップ、イベントで購入出来る事が多いですが、イエコよりも見かける頻度は低いです。
理由としては、イエコよりも臭くて弱くて(丈夫じゃない)頻繁に共食いをする上に、鳴き声が非常にうるさい為だと思われます。 イエコより体が大きいので1匹当たりのボリュームがある為、うまく飼育すればコストパフォーマンスは良さそうです。


ミルワーム
ミルワーム

ミルワームはチャイロコメノゴミムシダマシの幼虫です。 単体では栄養価が低く餌に向かないが、ダスティングとガットローティングを行う事で餌虫として十分使用出来る。 ヒョウモントカゲモドキの有名ブリーダーであるロン・トレンパー氏はこのミルワームに栄養価の高い野菜や ヒヨコの餌などを食べさせて(ガットローディング)栄養価が高くなったミルワームを餌としてヒョウモントカゲモドキに与えている様です。 ちなみに、トレンパー氏はこのミルワームにカルシウム剤などのサプリメントを直に振り掛けて爬虫類に与える事(ダスティング) はせずに、皿や餌容器に入れておいて勝手に舐めて摂取してもらう飼育スタイルらしいです。


アルゼンチンフォレストローチ(デュビア)
アルゼンチンフォレストローチ(デュビア)

学名のBlaptica dubiaからデュビアと呼ばれる事が多いです。 ゴキブリなのにプラスチックの壁を上れない為、プラケースで飼育する事が出来ます。 餌虫としての性能は高く、コオロギと違い鳴かない、臭くない、共食いしない(ほとんど)です。 またゴキブリなので繁殖力も高く、一度増え始めてしまえばどんどん増えます。(我が家では30~40匹が600匹程度になりました) 餌虫として非常に優れたデュビアですが、成体になるにつれて外殻が固くなり消化し辛くなります。 また、サイズ的にヒョウモントカゲモドキが食べれない大きさにまで成長する為、餌にするのはデュビアの幼体のみとなります。 我が家ではサバンナモニターやフトアゴヒゲトカゲに成体を、ヒョウモントカゲモドキやニシアフリカトカゲモドキに幼体を与えています。


ピンクマウス
ピンクマウス

ヘビや大型のトカゲなどに与えるマウス(ハツカネズミ)の幼体です。 完全栄養食と言われる事もあるくらい栄養価は高い様です。 ですが、一般的にはピンクマウス単食での飼育は肥満リスクなどの理由から推奨されていない様です。 たまに与える程度や産後の立ち上げの際に使用するなら良いのかな~という認識です。 我が家ではセイブシシバナヘビがピンクマウスを食べてくれない時にヒョウモントカゲモドキに与える事があります。


人口フード
人口フード

月夜野ファームやサムライジャパンレプタイルズなどの一部ショップで製造・販売されています。 実際に使用した事が無いのでなんとも言えませんが、餌付かない個体もいる様なので人口フードのみに頼った飼育は避けた方が無難です。 ヒョウモントカゲモドキ飼育=餌虫の取り扱い必須と考えて間違いありません。 餌虫を扱えないのであればヒョウモントカゲモドキ含め、爬虫類の飼育は諦めた方が無難です。


活餌(生きてる餌虫)と冷凍餌・乾燥餌は何が違うの?

活餌のメリット

  • 成長するので小さな餌虫も大きくなる。
  • ガットローディング出来る。(栄養価の高い餌を与えて栄養価の高い餌虫を育てる)
  • 餌を食む姿を見れる。観れる。
  • 自家繁殖すると餌代がかなり抑えられる(我が家ではデュビアを繁殖させてます)

活餌のデメリット

  • しっかり飼育しないと死ぬ、共食いする、臭くなる。そして、面倒。
  • コオロギの場合は鳴くので騒がしい。
  • 大量に飼育しているとカサカサうるさい。

冷凍餌・乾燥餌のメリット

  • 飼育しないで済むので、給仕手間も餌虫用の餌費用もかからない。
  • 飼育しないで済むので、騒がしく無い、うるさくない。

冷凍餌・乾燥餌のデメリット

  • ガットローディング出来ない。
  • 自家繁殖出来ない。
  • なんか死んでるから嫌だ。

知らないと損する関連サイト

Maniac Reptiles(マニアックレプタイルズ)

ヒョウモントカゲモドキやボールパイソンを多く取り扱う、横浜にある有名ショップです。

このショップの店主が海外の有名ブリーダーと個人的な交流があり、
日本初のモルフを輸入するのは大抵このショップです。

価格帯は他のショップよりも高いですが、繁殖まで考えている方にとっては最も楽しいショップです。
ちなみに店主の宮内さんはPERFECT BALL PYTHONというボールパイソン書籍の著者でもあります。

爬虫類倶楽部(通称:ハチクラ)

チェーン展開している有名爬虫類ショップです。
初心者の方はまずハチクラに行く事をお勧めします。
店内も爬虫類ショップとしては広く、幅広い種類の両生類・爬虫類がいます。
店員さんも親切に教えてくれますので安心です。


モルフと遺伝のお話

モルフ(Morph)について

モルフ(Morph)

モルフとは原種(ノーマル)とは異なった、遺伝性の確立された品種を指します。

レオパ人気が高まった一因はモルフの多さが挙げられます。
同一種でも遺伝内容が異なるだけで赤かったり、黄色かったり、縞々だったり、
様々な柄や色のモルフが存在します。

レオパ専門のブリーダーが世界中におり、
今この瞬間も新たなモルフが生まれているかも知れません。

ちなみに『Morph』の読み方に関しては『モルフ』よりも『モーフ』の方が適切な様ですが、
モルフの方が通りが良さそうなので当サイト内では『モルフ』と表記します。

遺伝について

ホモ接合体/ヘテロ接合体

ヒトのABO式血液型ではAA、BBおよび OOの遺伝子型がホモ接合、
AO、BOおよびABの遺伝子型がヘテロ結合となります。

レオパのモルフ表記時に見られる『het』とはヘテロの意味です。

優性遺伝と劣性遺伝

ヘテロ接合体において一方の遺伝形質が発現した場合、
発現した遺伝子を優性遺伝子、発現しなかった遺伝子を劣性遺伝子と呼びます。

例えば、劣性(aa)と優性(mm)を交配させた場合、
100%の確立で優性het劣性(am)が生まれます。
生まれたamの形質は優勢遺伝であるmmと同じです。

amとmmでは保持している遺伝子に差異がありますが、
aは劣勢遺伝なのでamはmの形質だけが発現し、mmと同じ表現となります。
劣勢遺伝であるaの形質を発現させる為にはホモ接合が必要です。

この優性het劣性を更に交配させた場合、
25%の確率で優性(mm)と劣性(aa)が生まれ、
50%の確率で優性het劣性(am)が生まれます。

つまり形質としては75%の確立で優勢の形質が、
25%の確立で劣勢の形質が発現するという事です。
以上の内容は、いわゆるメンデルの法則です。

間違ってたらすみません。。。

共優性遺伝とスーパー体

共優性遺伝は、ホモ結合時とヘテロ結合時の表現が異なる遺伝です。
優性遺伝と比較すると分かり易いです。
優勢遺伝と劣勢遺伝、共優性遺伝と劣勢遺伝をそれぞれ交配させた場合を比較してみます。

■優性遺伝×劣勢遺伝

Aを優性遺伝子、bを劣性遺伝子とします。
優性het劣性(Ab)と優性het劣性(Ab)を交配させた場合、
AA Abならば優性表現に、bbならば劣性表現になります。

■共優性遺伝×劣勢遺伝

Sを共優性遺伝子、bを劣性遺伝子とします。
共優性het劣性(Sb)と共優性het劣性(Sb)を交配させた場合、
Sbならば共優性表現に、bbならば劣性表現に、SSならばスーパー表現になります。

レオパの共優性モルフであるマックスノーを例に取ってみましょう。

Mをマックスノー、Nをノーマルとします。
マックスノー(MN))×マックスノー(MN))を交配した場合は、
50%の確率でマックスノー(MN)が生まれ、
25%の確率でノーマル(NN)が生まれ、
25%の確率でスーパーマックスノー(MM)が生まれます。

このスーパーマックスノーの事を、
『共優性遺伝のホモ結合であるスーパー表現(スーパー体)』と言います。

※マトリックスにすると下図の様になります。

マックスノー(MN)
×
マックスノー(MN)
マックスノー(M) ノーマル(N)
マックスノー(M) スーパー
マックスノー(MM)
マックスノー(MN)
ノーマル(N) マックスノー(MN) ノーマル(NN)
スーパー
マックスノー(MM)
×
マックスノー(MN)
マックスノー(M) マックスノー(M)
マックスノー(M) スーパー
マックスノー(MM)
スーパー
マックスノー(MM)
ノーマル(N) マックスノー(MN) マックスノー(MN)

当サイト主飼育個体の写真

アルバムへ(Picasaウェブアルバムです)

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